今回は文章を書くのが苦手な方でも、短時間でサラッとメルマガを書けるようになるコツをお伝えします。
配信頻度を高めたいけれど…
「メルマガが書けない」
と、悩んでいる方は少なくありません。
ただ、コツを掴んでしまえば1つのメルマガを30分で書きあげることも可能です。
1つのメルマガを30分で書きあげることができたら、日々の配信も楽になるはずです。
ぜひご参考ください。
メルマガを書くのに時間がかかってしまう理由
「メルマガが書けない」とお悩みの方には…
- そもそも文章を書くことに苦手意識がある
- 伝えたい内容が上手くまとめられない
- とにかく執筆に時間がかかる
などの共通点があります。
また、人によっては「書かなければならない」というプレッシャーから、気楽に書けなくなっている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、このようなお悩みを持つ方々には共通点があります。
それは「始めから最後まで、完璧に書こうとすること」です。
始めから書こうとすると、「何から書いたら良いのだろう」と悩んだり、途中で入れたい「具体例」が浮かばなくて詰まったりと、完成までに余計な時間がかかってしまいます。
これでは、軸も定まらず読み手にとって質の高い文章にはなりにくいですし、作業がスムーズに進まないことで更に苦手意識が強くなってしまうかもしれません。
文章が苦手でも書けるメルマガの書き方とは?
では、短時間でメルマガを書くにはどうしたら良いのでしょうか?
メルマガでも、ブログでも、セールスレターでも、文章を書く時には、準備が8割と言われるほど「書く前」の準備が大切です。
また、準備を工程ごとにステップに分けると効率良く進めることができて時間短縮につながります。
ここでは、メルマガを「書く前」と「書く時」の各ステップについて見ていきましょう。
メルマガを書く前に準備しておく3つのポイント
メルマガを「書く前」の準備で大切なことは「誰に、何を、どの順番で伝えるか?」という前提を練っておくことです。
この前提が決まっていないと、文章を書いているうちに何が言いたかったのか分からなくなったり…
最初にイメージしていた内容からかけ離れてしまうなど、完成度の低い文章になりがちです。
一方、前提を決めておくことで軸がブレずに文章を書くことができるので、スラスラと書けるようになります。
具体的には、下記3つのステップで「書く前」の準備を進めます。
- ターゲットを決める(誰に?)
- テーマを決める(何を?)
- 構成を決める(どの順番で?)
順番に解説します。
1.ターゲットを決める
文章作成がスムーズに進まない方にオススメなのは、誰に向けてメルマガを発信するのか?
つまり「ターゲットを決める」ということです。
たった1人に向けて書くことで、読み手にとって印象に残る有益な情報になりやすいと言えます。
一方、不特定多数に向けて書かれた文章の場合、基本的に読み手の心には刺さりません。
抽象的で、ぼんやりとした文章になりがちです。
たった1人の「ターゲット」を決めましょう。
2.テーマを決める
ターゲットが決まったら、次に決めるのはメルマガのテーマに当たる「何を伝えるか?」という部分です。
ライティングに苦手意識のある人によくあるのが、1通のメルマガに情報を詰め込みすぎてしまうこと。
予め「何を伝えるか?」を決めておくと、余分な情報をカットできますし、執筆中に迷うこともありません。
ここで、1つのメッセージに絞っておきましょう。
3.構成を決める
「誰に」と「何を」が決まったら、最後に…
「どの順番で伝えていくか?(構成)」を決めます。
メルマガの構成については、様々なテンプレートがありますが、今回はプレゼンテーションやビジネス文章でよく使われる「PREP法」をご紹介します。
基本の型を覚えておくと応用が効きますので、まずはこの型で構成を考えてみてください。
P = Point (結論・要点)
R = Reason (理由)
E = Example (事例・具体例)
P = Point (要点・結論を繰り返す)
PREP法の特徴は、結論を始まりと終わりで2回伝えることです。
2回伝えることで、読み手に強い印象を残し説得力がアップすると言われています。
簡単な例文を紹介します。
【P:結論】
ビジネスにはメルマガ運用が効果的です。
【R:理由】
なぜなら比較的低コストで、見込み客との信頼関係を構築できるからです。
【E:具体例】
例えば、メルマガ読者に対して有益な情報を伝えることで信頼度が増し、自社の商品・サービスに興味を持ってくれるキッカケとなります。
【P:結論】
だから、ビジネスにはメルマガ運用が効果的です。
このように、結論で文章を挟むことで説得力を持たせます。
メルマガを「書く前」の準備の最後のステップとして…
【結論、理由、具体例、結論】
4つの項目に当てはめて、大まかな構成を作っておきましょう。
いざ執筆!メルマガの書き方、3つのポイント
準備が整ったら、いざ執筆です。
書く時に大事なのが「始めから完璧を求めないこと」です。
次のステップで書いていけば、必ず完成度の高いメルマガを書くことができるので、ぜひ気楽にチャレンジされてみてください。
- 項目ごとに執筆する
- 文章をつなげる
- 推敲する
1つずつ説明します。
1.項目ごとに執筆する
メルマガでも、ブログでも、セールスレターでも、1つ1つの項目をつなげることで文章が完成します。
項目とは、「書く前の準備段階(構成)」で作った1つ1つの要素です。
最初から書いてみて、行き詰まってしまう時は書きやすい項目から書いてみましょう。
例えば、【結論、理由、具体例、結論】のうち、具体例から書いてみる、理由の中の1つ目から書いてみる、と言ったような感じです。
ここでは、文章のつながりなどは気にせず気楽に書くことがポイントです。
2.文章をつなげる
項目ごとに内容が書けたら、その文章をつなげていきます。
今回ご紹介した構成でいくと、【結論、理由、具体例、結論】という順番です。
それぞれの項目がスムーズにつながるように、接続詞をつけながら調整していきましょう。
3.推敲する
最後のステップは「推敲」です。
推敲は、単なる誤字脱字のチェックだけでなく…
- 文章構成に違和感はないか?
- 日本語として意味が通じるか?
- もっと分かりやすい具体例はないか?
などなど、文章全体をブラッシュアップします。
パソコンに向かって黙読しているだけだと、誤字脱字や文脈の違和感に気づけない場合があります。
そのため、できれば紙に印刷して声に出して読んでみることを推奨します。
読みにくい箇所や、詰まってしまうところは、言い換えてみるとブラッシュアップされた文章になります。
また、この推敲の段階で「書く前」の準備で決めていた「誰に」「何を」伝えたかったのかをもう一度思い出してみてください。
あなたのターゲットにとって、伝えたかったテーマがしっかり伝わる内容になっているかチェックしましょう。
【まとめ】メルマガの書き方で大切なことは事前準備
メルマガが書けないと悩んでいる方の多くは「始めから終わりまで、完璧に書こうとする」傾向があります。
どうしても「書くこと」に意識が行きがちですが、実は「書く前」の準備がとても大事なのです。
この準備さえ整っていれば、あとはステップに沿って書き進めるだけです。
そして、最後にしっかりと推敲すれば良いので、書く時は肩の力を抜いて気楽に書いてみると良いでしょう。
慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、慣れていけば、必ず短時間で伝わりやすいメルマガが書けるようになります。
ぜひお試しください。