メルマガはスマホで読む?文字数は何文字が最適?読まれやすいメルマガを継続配信するコツ

「メルマガを読んでもらいたい」

というのは、全配信者に共通の願望ですよね。

ただ、いくら一生懸命書いた記事でも、タイトルが魅力的でなければ開封率は下がります。

また、読みにくい印象を与える構成だと、読まれずに閉じられてしまう可能性もあります。

読者にとって魅力的なメルマガとは何なのでしょうか?

今回は、今の時代に読まれやすいメルマガ作成のコツと配信を継続するためのポイントをお伝えします。

ぜひ最後までお読みいただき日々のメルマガ配信にお役立てください。

メルマガを読むのはスマホ?最適な文字数は?

菊地郁子菊地郁子

こんにちは。インタビュアーの菊地です。今回は「読まれやすいメルマガを継続配信するコツ」というテーマでお伺いいたします。

福本昇太郎福本昇太郎

こんにちは。MML(メールマーケティング研究所)代表の福本です。よろしくお願いします。

菊地郁子菊地郁子

昨今スマホの普及に伴い、メルマガもスマホで読む読者が増えているのでしょうか?

福本昇太郎福本昇太郎

そうですね。個人がインターネットを利用する機器はスマホが54.2%で、初めてパソコンの48.7%を上回ったという総務省の調査結果(2018525日日経新聞掲載)もあるので、現在、その傾向は更に広がっているのではないのでしょうか。
スマホは使えるけれど、パソコンは使えないという方も増えているようですので、メールもそれに並行してスマホで読む人が増えていると考えます。読者の年代にもよると思いますが、若年層はパソコン離れしているとも言われていますしね。

菊地郁子菊地郁子

スマホでメルマガを読む読者が増えていることを考えると、1行あたりの文字数はどのくらいにするのがベストだと考えますか?

福本昇太郎福本昇太郎

デバイスによって変わりますが、私の手元にあるのはiPhone7です。この端末だと15文字程で改行すると読みやすいですね。様々なスタイルのメルマガを拝見しますが、2〜3行の塊を使って1行スペースを空けると、見た目が整って読みやすいと感じます。

ただ、あまり文字数に縛られる必要はないですよ。
以前、一列の文字数を厳密に守って言葉の途中で改行しているメールを受け取ったことがあります。しっかりした印象は受けましたが、非常に読みづらかったです。
読みやすさを重視した上で、型に縛られずに整えるぐらいが良いのではないでしょうか。

思わず読みたくなるタイトル作成のポイント

菊地郁子菊地郁子

思わず読みたくなるタイトル作成のポイントはありますか?

福本昇太郎福本昇太郎

3秒で決まる!メルマガ開封率アップのポイントとコツとは?」が参考になると思います。他には読者が頭の中で使っている言葉を入れると良いですよ。
例えば、ダイエットの商材を扱っているとして、ある読者が「食べたら太るけど、食べたい」と思っている場合、「食ベても太らない方法」というタイトルのメルマガは、思わず開いていまうのではないでしょうか。読者が求めていることがタイトルで瞬時に伝わるのが理想と考えます。

タイトルの文字数は、これもデバイスによりますがiPhone7で見ると15文字以降は見切れるようです。いずれにしても前半に引きの強い言葉を入れるのがオススメです。

慣れないうちは、複数案(3〜5)書いてみて、その中から良いものを決めると良いのではないでしょうか。私の場合は、本文を書いた後にタイトルを決めるようにしています。「何をタイトルに書いたら読みたくなるかな?」「今回のメルマガを包括して表現できる言葉はないかな?」という視点で考えていますね。

読みやすいメルマガの構成と書き方

菊地郁子菊地郁子

せっかく良い内容でも、見た目の印象で読むのが億劫になり閉じてしまうことがあります。
読みやすいメルマガの書き方や構成のポイントはありますか?

福本昇太郎福本昇太郎

書き方や構成のポイントを4つお伝えします。

  1. 改行スペースを作ること
    活字の塊は、パッと見て取っつきづらい印象を与えますので、改行を使って余白部分を作ることが大事です。
  2. 書き出しを短くする
    冒頭から長文だと、本題に入る前に離脱する可能性が高くなります。冒頭は本題に読み進めてもらうための興味付けと考えて、短めにすることがポイントです。
  3. 漢字、ひらがな、カタカナのバランスを考える
    漢字が続くと読みにくい
    印象を受けます。全体のバランスを見て漢字の割合を考えるようにしましょう。私の場合、漢字は3文字以上続かないようにしています。1文字ひらがなを入れたり、すみつきカッコを用いることで、だいぶ読みやすさが変わりますよ。
    例)期間限定無料公開中!→【無料】期間限定で公開しています!
    また、一般的に読みやすいとされる漢字と、読みにくい漢字があるので、平仮名を使うのがおすすめです。例)暫く→しばらく 所謂→いわゆる
  4. 1メルマガ1テーマ
    1つのメルマガにテーマを複数入れ込むと結局何が言いたいのか、伝わらなくなってしまいます。伝えたいことを明確にするためにも1メルマガ1テーマがポイントです。2つ目のポイントで「書き出しを短くする」とお伝えしましたが、全体の構成はI-PREP法を参考に考えることをオススメします。
    I = Interest(興味)
    P = Point (結論・要点)
    R = Reason (理由)
    E = Example (事例・具体例)
    P = Point (要点・結論を繰り返す)
     ストーリー形式で書く場合、必ずしもこの限りではありせんが、冒頭で「おもしろそう」と思わなければ読まれないので、書き出しには特に注意が必要です。

菊地郁子菊地郁子

書きあがったメルマガを推敲する時のzポイントはありますか?

福本昇太郎福本昇太郎

誤字脱字チェックは最低限した上で、時間をおくことをオススメします。書いている時は、主観的になっていたり、論理破綻していたりすることもあるので、客観的な視点で読み直すことが大事です。

メルマガ継続配信のコツとは?書けない時の乗り越え方

菊地郁子菊地郁子

メルマガが書けない、継続が難しいと感じている方へアドバイスをいただけますか?

福本昇太郎福本昇太郎

メルマガのネタ切れを防ぐ7つの視点と対策」という記事が参考になると思います。また、メルマガがなかなか継続できないという相談はよく受けます。私が実践していたり、クライアントさんの事例から5つのコツをお伝えします。

  1. 誰かと会話をする
    自分では当たり前だと思っていることでも、人に伝えて喜んでもらえた経験はありませんか?人に話すことで、自分では気づかなかった視点を得ることが出来て、書くときのネタが見つかることがあります。また、書くと出てこないという方は、話すと出てくることもあるので、Googleドキュメントを起動して話しかけるのもオススメです。自動的に文字起こししてくれるので、後で体裁を綺麗に整えればメルマガが完成します。
  2. 書き上げることをゴールにしない
    文章の完成をゴールにしている方は多いと思いますが、小さなステップに分けて1つずつ達成していくのが継続のポイントです。例えば、115分メルマガを「書こうとすること」をゴールにして、取り組もうとしている自分をOKと認めること。書けなくても責めたり落ち込んだりしないことです。調子が良ければ書き終えることもできるでしょうし、小さなことの積み重ねで、いつか必ず完成します。私もメルマガ配信を継続するまでは「1日5分」からのスタートでした。
  3. インプットすること
    インプットしないとアウトプットできませんので、本を読んだり、セミナーやオンライン教材などで情報収集することも大事です。この時にポイントになるのは、アウトプット前提でインプットすること。例えば、本だったら目次の中で興味があるところだけをつまみ読みして、アウトプットに使うこともできます。また、目次からメルマガのネタを作ることもできます。全て情報を入れようとしても時間や記憶にも限りがありますので、必要な部分だけを効率的にインプットすることをオススメします。
  4. 書くことと編集を分けること
    書きながら編集をしていると、書くリズムが崩れることがあるので「書く」と「編集」を分けるのがポイントです。まずは書き出すことを目的にして、一通り書き終えたら編集に入るようにしてみてください。書くことに集中するために、画面を紙で隠して「画面を見ない」でタイピングしているという方もいらっしゃいました。誤字脱字、文脈などを気にせず、とにかく書き上げることだけに意識がいくので、一度試してみるのも良いと思います。
  5. ターゲットの悩み、疑問、不安からネタを見つける
    書くネタが見つからないという話もよく聞きますが、ターゲットの悩みや疑問、不安にネタは溢れていると考えます。例えば、クライアントさんからよく聞かれる質問をメモで残しておき、それに応える形でメルマガを配信すると、ターゲットにとって有益な情報になります。日頃からターゲットの悩みや疑問、不安に耳を傾けておくことがポイントです。

菊地郁子菊地郁子

今回も参考になるお話をありがとうございました。