精読率アップのコツ!読まれるメルマガを書くためのポイントとは?

あなたはメルマガを書いていて…

「ちゃんと読まれているか不安」と、感じたことはありませんか?

せっかく手間暇をかけてメルマガを送るなら、きちんと読んでもらって、読者に役立ててもらいたいですよね。

そこで今回の記事では、

  • 件名(タイトル)の付け方
  • 読まれるメルマガの書き方
  • 精読率アップのポイント

など、ご紹介します。

ぜひご参考いただき、あなたのビジネスにお役立てください。

メルマガ開封率アップに繋がる件名(タイトル)とは?

メルマガを読んでもらうためには、まず読者にメールを開封してもらわなければなりません。そのために重要なのは件名(タイトル)です。

最終的には差出人で選ばれる状態、つまりメルマガの件名(タイトル)に関係なく「この人のメルマガは読む!」という状態に読者を導くのが理想ですが、信頼関係が構築される前の段階では、そこまで望めません。

だからこそ、メルマガの件名(タイトル)が重要なのです。

読者の元には、1日に何通もメールマガジンが届きます。その中に埋もれないためには、下記6つの切り口から件名を考えることをオススメします。

  • 興味性
  • 具体性
  • ベネフィット
  • ニュース性
  • トレンド
  • 緊急性・限定性

この6つの切り口が入っていると、件名を見たときに続きを読みたくなります。

本文を書いた後に件名を決める場合は、本文の中から興味を持たれそうなポイントを探して、6つの切り口に絡められないかを検討します。

タイトルから考えて、本文を書く方もいらっしゃいますので、ご自身にとって書きやすい方法を採用してください。

開封率アップにつながる6つの切り口については「3秒で決まる!メルマガ開封率アップのポイントとコツとは?で詳しくご紹介しています。よろしければ合わせてお読みください。

メルマガ精読率アップの肝!ティーザーコピーの重要性

ティーザーとは、「じらし」のことです。(映画の予告編と考えるとイメージしやすいかもしれません。)

メルマガで言うと、開封直後の導入文のことで、読者に本文を読み続けてもらうために非常に重要な要素です。

ここでは、メルマガ本文を読み進めてもらうために導入文で気をつけるべき6つのポイントをご紹介します。

  1. 1センテンスを短くする
    最初から文章が長いと読む気がなくなってしまいます。冒頭は、意識的に1センテンスを短く書かれることをオススメします。
  2. 質問から入る
    質問されると脳は自然に答えを考えてしまいます。例えばTVのクイズ番組などで、「正解はCMの後で!」と引っ張られて、続きが気になってしまった経験はありませんか?それと同様に、メルマガの冒頭で質問を投げかけることで精読率アップが見込めます。
  3. ベネフィットを伝える
    人は基本的に「自分ゴト」にしか興味がありません。そのため冒頭で明確にしておくべきことは、「誰の、どんな役に立つのか?」ということです。「今日は○○についてお話をします。○○に役立つ情報なので、○○な方はぜひ読んでください。」など、ベネフィットを明確に伝えます。
  4. 結論から伝える
    何を伝えたいのかわからないメルマガは離脱されやすいです。簡潔に結論を伝えて、本文でその理由について述べると、読みやすい文章になります。
  5. 追伸の件名に当たる部分を書く
    例えばですが、「職務質問されました。続きは追伸で…」などと書かれていたら、「一体何が起きたんだろう?」と、続きが気になりませんか?このように、読者にとって興味・関心を引く要素を冒頭に書くことで、オチが気になって最後まで読んでもらえる可能性が高まります。
  6. 感情が動いた出来事を書く
    人は喜怒哀楽に心が動かされやすいので、冒頭に感情が動いた出来事を書くのも効果的です。

メルマガコンテンツの決め方5つのポイント

「今日は何について書こう…」と、メルマガの内容を決めるのに時間がかかってしまうことはありませんか?

ここでは、メルマガコンテンツを考える上で、5つの切り口をご紹介します。

この内容に関連して、ネタ探しにお困りの方はこちらを合わせてお読みいただくと参考になるかと思います。

【関連記事】メルマガのネタ切れを防ぐ7つの視点と対策 

  1. 専門性
    専門性とは、自分の仕事領域にまつわる話のことです。
    例えば、私の場合はリストマーケティングの中でも、特に「メールマーケティング」を専門に活動しています。さらに、メールマーケティングに付随する、ライティング、マーケティングなども専門性に含まれます。
  2. 専門性の補助
    専門性領域の周辺にあるのが「補助コンテンツ」です。
    例えば私の場合は「メールマーケティング」が専門になりますが、もう少し抽象度を上げて考えると、仕事術、時間管理、マインドセットなども決して無関係ではありません。このような切り口もメルマガのネタになります。
  3. 自己開示
    人柄、人間性が垣間見られるコンテンツも重要です。
    専門性だけを発信していると、無機質な印象を与えてしまう可能性がありますので、過去の経験、体験、ミッション、ビジョンなどの自己開示をメルマガに含めることをオススメします。
  4. キャラクター
    メルマガでパーソナリティを伝えることは、とても重要です。
    現代はあらゆる商品・サービスがコモディティ化していますし、エンドユーザーが受け取る情報量も格段に増えています。そのため、特に無形商材の場合は「誰から買うか?」が重要になります。どんなキャラクターと認識されるかを意識した上で、情報発信するようにしましょう。失敗談などのダメな部分も内容によっては、プラスに働く可能性があります。
  5. 主義主張
    時事問題など、トレンドに絡めて主義主張を伝えるのも時には有効です。政治、宗教、道徳観などのセンシティブなテーマは取り扱い注意ですが、読者に対して価値観・スタンスを伝えることは、見込み客をふるいにかける意味においても重要です。

取り扱うテーマの比重は自由に決めてもらえればと思いますが、迷う方には専門性を7割程度にするのをオススメします。なぜなら、その他の情報発信が多すぎると、何を専門にしている人なのかがわからなくなるためです。

「専門性が伝わるように」とお伝えすると、肩に力が入りすぎて、教えようとしすぎてしまう方がいらっしゃいます。「役立つ発信」を心がけることは大切ですが、「娯楽性」とのバランスも重要です。お勉強コンテンツばかりでは、味気ない文章になりやすいためです。

自己開示やキャラクターコンテンツを混ぜていくと、読んでいて面白い内容になりますし、読者は読みやすいです。いくら役に立つ内容でも、面白くなかったら読まないので「面白い」というエンタメ要素は大事なポイントだと考えます。

あなたのメルマガを差別化する3つのポイント

メルマガに価値を感じてもらう上で、発信者の感性や意見が伝わる内容になっているかは大事なポイントです。

昨今、インターネットの普及によって情報が溢れていますので、情報の質(クオリティ)だけで差別化しようと思っても困難です。読者が求めているのは、専門性だけではありませんし、最終的にセールスまで見据えて考えると、発信者の価値観や信念を折に触れて伝えていくことが重要です。

そこで、3つのポイントをご紹介します。

  1. 八方美人をやめる
    当たり障りのない発信ばかりではターゲットに刺さるコンテンツにはなりませんので、読者に価値観が伝わるように「主義主張」は明確にしていく必要があります。
  2. 折に触れて背景情報を伝える
    「なぜ?」の部分は人を引き付ける要素になります。あなたのビジネスに対する想いや、今の活動を始めるようになったきっかけなどをステップメールやメルマガで伝えましょう。
  3. 情緒的価値に意識を向ける
    同じモノを買うなら、嫌いな人よりも好きな人から買いたいと思いませんか?
    プロとしての信頼を得るには「機能的価値」を高めることも重要ですが、人としての信頼が伝わるように「情緒的価値」に意識を向けることも大切です。人柄が伝わる発信を意識しましょう。

読みやすいメルマガの書き方5つのポイント

次に、読者にとって読みやすいメルマガの書き方や構成について5つのポイントをご紹介します。

  1. 1メール1テーマ
    1つのメールに色々なトピック入っていると文章が読みづらくなります。例えば、1つのメルマガにセールス、マネジメント、経営理念など、様々な話が含まれていると、論点がぼけてしまいます。書いていて、トピックが複数出てきそうな時はメルマガを分けることをオススメします。
  2. センテンスを短くする
    読点(、)ばかりで、なかなか句点(。)が出てこない文にならないように、ワンセンテンスを短くすることがポイントです。一文が長いと、言いたいことが伝わらない上に読み疲れしてしまいますので、注意しましょう。
  3. 読み続けることを苦にさせない
    メルマガで得られることは何か、端的に伝えましょう。
    読者としては「読み進める理由」が明確になるので、心理的な負担が下がります。例えば、「今日は・・について話します」と、テーマを明確にしてから本題に入ったり、「こんなお悩みありませんか?」と質問を投げかけたりすることで、興味・関心を引く効果があります。
  4. パッと見の印象を整える
    太字や色を変えたり、文脈で改行したり、漢字を多用しないようにして、読者が読みやすい工夫をしましょう。難しい漢字が並んでいたり、改行のない文章は一瞬で離脱に繋がります。読者がストレスなく読める見た目の印象も大事だと考えます。
  5. 最適な文字数にする
    読者の負担を軽減するという意味においては、「文字数」にも注意を払う必要があります。
    あまりにも文章量が多いと、読むのが苦痛になって解除に繋がる可能性もありますので、長文になりすぎないように注意しましょう。目安としては800〜1200文字程度がおすすめです。テーマを分けられる場合は、複数回に分けて書きましょう。

まとめ

今回の記事では、

  • 件名(タイトル)の付け方
  • 読まれるメルマガの書き方
  • 精読率アップのポイント

    についてお伝えしてきました。

    あと開封率&精読率アップに関連して、一方的にメルマガを送るだけだと、読者からも飽きられやすいです。そのため、いかに読者を参加させるか?関わらせるか?が重要なポイントになります。

    例えば、メルマガの中で「あなたはどう思いますか?」と、所々聞いてみるなど。読者は質問を考えながら、読み進めてくれやすくなりますし、メルマガを読んだ後の日常に戻った時にも、ふとそのことを考えていたりする可能性もあります。

    もし、日常で思い出して貰ったとしたら、それは読者の脳内にあなた(発信者)がいる状態です。メルマガで日々の接触頻度を高めて、読者を巻き込むことでファンになってもらい、会いたくなり「買うならこの人!」と思ってもらえるような土台を作ることができるのです。

    是非、ご参考ください。